社会

先鋭化して頓挫するパターン

関連エントリ:何に価値を置くか? - jotunの頭の中 〈なぜ選択肢を狭めるのか?〉例えば何らかの政治的問題があったとして、解決策としてA、B、Cの3つが提示されているとする。 どの解決策も確実に問題を解決できるとは考え難い。 こうした場合にどのよう…

自作のまとめのまとめ

ここ数カ月twitterにハマっているわけですが、ツイートをまとめることのできる「Togetter」も頻繁に利用しています。 興味の赴くままに自分を含め、いろんな人のツイートをまとめていたところ、先日50まとめに到達したようです。 そんなわけで「50まとめ…

物事の順序

中教審の答申が話題になっているようです。 曰く、「5年制の博士課程の2年修了時点で、特定の研究テーマについてまとめる修士論文を原則的に廃止。代わりに幅広い分野についてテストやリポート審査を行う「クォリファイング・イグザム」の導入を求めている…

「フリー」ビジネスの終焉?

昨日知ったのですが、私も利用しているSmart.fmという語学学習サイトが、有料化されることになったそうです。 英語学習コミュニティーサイト「Smart.fm」3/31にサービス終了へ - はてなニュース 正確に言うと、今あるサイト(iKnow!で英語。ちょっとの努力で…

日本の美学と人材育成の困難

日本には特有の価値観が根付いていると思いますが、最近私はそれが日本の組織の不合理な体質・人材育成の失敗に繋がっているような気がしています。 そんなわけで、日本特有の「美学」とその弊害についてちょっと考えてみたいと思います。 日本の美学その1…

ブランド志向

日本人はブランド志向が強いとよく言われます。 有名大学や有名企業への進学(入社)願望が非常に強く、ベンチャー企業のような新興の組織にはあまり行きたがらないと。 私自身、大学を選ぶときはかなりブランド志向が強かったんですが、いざ大学に入ってみ…

クビになりにくいことは本当によいことか?

『日本のニート・世界のフリーター』を読みました。欧米の若年雇用政策がうまくまとめられていて面白かったです。日本のニート・世界のフリーター―欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ)作者: 白川一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/11メディア: …

終身雇用

ふと思ったんですが、改めて考えると「終身雇用」ってとんでもない制度じゃないですか? 「定期昇給」を維持するのが、特殊な条件下(国全体が発展し続ける)でないと無理だからってのもありますけど、ある意味「終身雇用」ってのは「共産主義」と同じで「成…

詐欺師

コンビニで『なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?』を購入。なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?作者: 多田文明出版社/メーカー: 彩図社発売日: 2006/11/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (5件) を見る買ってから…

組織内丸投げ構造

建設業界などではよく「仕事の丸投げ」が問題になりますよね。 元請けが仕事を受注して、上前をハネてそのまま下請けに仕事を流す、という。 さらにその下請けが上前をハネて、そのまま孫請けに仕事を流すなんてこともあるようです。 いずれにせよ、最終的に…

男社会とは

「日本はまだまだ『男社会』なので、女性には肩身が狭く…」 なんて話を聞くと、「ん?」という感じがします。 「今だにそんな前時代的なことやってるの?」と。 で、日本の中でも保守的な業界の管理職クラスの男性(60代)に「そうなんですか?」と聞くと、 …

学閥とか

前回のエントリで『不平等社会日本―さよなら総中流』という本を紹介しました。不平等社会日本―さよなら総中流 (中公新書)作者: 佐藤俊樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/06/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (107件…

不平等社会日本―さよなら総中流

これも某ブログで紹介されてた本。 日本のエリート、その作られ方 - Chikirinの日記 ふーむ、考えさせられる内容ではあるな…不平等社会日本―さよなら総中流 (中公新書)作者: 佐藤俊樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/06/01メディア: 新書購入: 1…

サラリーマンへの道

この不況のご時世、会社がいつ潰れるか分からないとは言え、やはり不安定な自営業よりも、会社勤めの方が魅力的ですよね! 毎日同じ仕事をするだけで、高い給料にありつけるかもしれません。 そんなわけで人生の先輩である私が、サラリーマンになるための心…

性善説

http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2010/08/28/20100828ddm041040028000c.html最近話題の年金不正受給ですね。 年金をもらい続けるために親族が受給者の死を隠していたという話です。 現況届とやらが送り返されていれば「生きている」と認定され…

暗黒国家日本

今さらながら下記の本を読んでみました。告発は終わらない―ミートホープ事件の真相作者: 赤羽喜六,軸丸靖子出版社/メーカー: 長崎出版発売日: 2010/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (6件) を見るご存知の方が多いと思います…

若者殺しの構造

先日のエントリ(若者殺しの時代 - jotunの独り言)で堀井憲一郎さんの『若者殺しの時代』という本に触れたわけですけど、私としては「若者が殺されているでは別の要因によってでは?」という印象でした。 んで、組織での扱われ方や親からの扱われ方によるん…

若者殺しの時代

某ブログで紹介されていたので読んでみました。 若者殺しの時代 - Chikirinの日記 (注文してから1日で届く、amazonの流通システムは優秀だ…)若者殺しの時代 (講談社現代新書)作者: 堀井憲一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/04/19メディア: 新書購…

自己責任?

アメリカは「自己責任」の国だと言われます。 所得の格差は他国より大きいけれど、成功するチャンスは平等に与えられるから、富を得るのも貧窮するのも自分の責任なのだと。 まぁ親の経済力の違いとか人種差別とかもあるので、実際のところ「チャンスが平等…

アメリカ追従

法科大学院を作って、その分司法試験を簡単にしたら、弁護士が余って就職難になった、というお話。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100812-OYT1T01155.htm 未内定率の劇的な伸びは、確かにショッキングかも。 で、「何でもアメリカに追従すればい…

役に立たない法律

こんな記事がありました。 ■ハサミ投げに小部屋閉じ込め…大阪の職場いじめ (読売新聞 - 07月30日 10:13) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100730-OYT1T00237.htm?from=navrリンクがいずれ切れると思うので、記事を要約するとこんな感じです。 「大…

西洋人から見た日本人の13の特徴

Searchinaの記事より。 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0727&f=national_0727_129.shtml グレゴリー・クラークというオーストラリアの学者の「日本人観」だそうです。 「13の特徴」とは(詳細は省略)、 1.過度な「群れ意識」を持ち、命…

不合理な人々

「最近の若いやつらはなかなか仕事を覚えないな〜」 … 「あいつは東大出てるのに、自分じゃ何も判断できない。教科書覚えることしかできないんだな」 …… 「女はいちいち指示しなきゃ動けないから使えないんだよな〜」 ……… …そんな不満を漏らすくらいなら、マ…